飯沼英樹は、東京を拠点に活動する現代彫刻家(Contemporary Sculptor)です。木を素材としながらも、その作品は工芸ではなく現代美術の文脈で語られ、国内外の美術館・ギャラリーで発表を続けています。
アーティストステートメント
飯沼英樹は、ファッション雑誌やInstagram、Pinterestに現れる女性の身体イメージを、木彫によって記録し直す彫刻家です。というのも、本来一瞬で消費され忘れ去られるポーズや装いを、木という時間性を宿す素材に彫り込むことで、作品は束の間の身体を留めるドキュメント(記録)として機能するからです。
さらに、彫るという行為自体もまた、彫刻家自身の身体を用いたパフォーマティブな営みとして捉えられます。つまり、モデルの身体、ファッション、時間の経過というテーマを通じて、彫刻は静止したドキュメントであると同時に、生々しい身体性を保持する両義的なオブジェクトへと変換されるのです。
技法としては、10世紀頃まで日本で用いられた一木造りを基盤とし、そこに木目の痕跡を残す独自の表面処理を組み合わせています。加えて、ゲオルグ・バゼリッツに通じる表現主義的な荒々しさと、雑誌やSNS画像からモチーフを抽出するポストモダン的な引用・サンプリングの手法を併せ持つことで、日本の伝統的な技法と西洋美術史の潮流のあいだに独自の造形言語を築いています。
技法としては、10世紀頃まで日本で用いられた一木造りを基盤とし、木目の痕跡を残す独自の表面処理を組み合わせています。ゲオルグ・バゼリッツに通じる表現主義的な荒々しさと、雑誌やSNS画像からモチーフを抽出するポストモダン的な引用・サンプリングの手法を併せ持つことで、日本の伝統的な技法と西洋美術史の潮流のあいだに独自の造形言語を築いています。
個展
- 2002メゾン・ピラウド美術館(フランス)
- 2003ヴィギリウス マウンテンリゾート(イタリア)
- 2003ギャラリー コーネリウス・ブレーザー(ドイツ)
- 2004ギャラリー コーネリウス・ブレーザー(ドイツ)
- 2005エルンスト・バルラッハ賞展覧会(ドイツ)
- 2005ファビアン&クロード ワルター ギャラリー(スイス)
- 2006ファビアン&クロード ワルター ギャラリー(スイス)
- 2010マリアン・クラマー・プロジェクツ(オランダ)
- 2011「美女」XYZ collective [SNOW Contemporary](東京)
- 2011「美女」SLANT(金沢)
- 2014「6th Sense」SNOW Contemporary(東京)
- 2016「闘ウ女神タチ」松本市美術館(長野)
- 2017「アマゾンナイルタクラマカン」SNOW Contemporary(東京)
- 2018「New works」マリアン・クラマー・プロジェクツ(アムステルダム/オランダ)
- 2018「東京楽園」SNOW Contemporary(東京)
- 2018SCHOENE HEILIGE UND HELDINNEN「ヴィギリウス マウンテン リゾート」(イタリア)
- 2020「TENTACLE」マリアン・クラマー・プロジェクツ(アムステルダム/オランダ)
- 2021「Symptoms/兆候」SNOW Contemporary(東京)
- 2022「Pro File Picture」SNOW Contemporary(東京)
- 2024「Roulette」UG Gallery(東京)
- 2024「Recto Verso」Otherwise Gallery(東京)
- 2025「Solo Show」マリアン・クラマー・プロジェクツ(アムステルダム/オランダ)
- 2025木彫ワークショップ&プレゼンテーション、ヴィギリウス・マウンテン・リゾート(南チロル/イタリア)
- 2026個展、ヴィギリウス マウンテンリゾート(南チロル/イタリア)
グループ展
- 2011「トンゲルローハウス美術館」(ローゼンダール/オランダ)
- 2015「LUMINE meets ART AWARD」(東京)
- 2017「Echoes from the Past | Tokyo | Berlin | Kerava」ケラヴァ美術館(フィンランド)
- 2021「ART TAIWAN」GIN HUANG Galleryより(台湾)
- 2021「アートフェア東京」SNOW Contemporaryより(東京)
- 2022「アートフェア東京」SNOW Contemporaryより(東京)
- 2023「Art Session Part1」銀座蔦屋書店(東京)
- 2023「EAST EAST TOKYO」SNOW Contemporaryより(東京)
- 2024「START Box EXHIBITION vol.1」(東京)
- 2024「Art Session Part2」銀座蔦屋書店(東京)
- 2025「Art Rotterdam 2025」マリアン・クラマー・プロジェクツより(ロッテルダム/オランダ)
- 2025「Pop up during Art Basel Paris」マリアン・クラマー・プロジェクツ、テンプル通り139番地(パリ/フランス)
今後の予定
- 2026「木彫グループ展 2026」ネプチューン・ギャラリー(台南/台湾)
- 2026「ART SHINSAIBASHI」UG Gallery、SPACE14・PARCO GALLERY(大阪)
- 2026マリアン・クラマー・プロジェクツ(パリ/フランス)
賞歴
- 1999財団法人イノアック国際教育振興財団奨学金(愛知)
- 2001フランス政府給費留学奨学金
- 2004国際彫刻シンポジウム 一等賞(マルクノイキルヘン/ドイツ)
- 2005エルンスト・バルラッハ賞(ドイツ)
- 2013六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013 主催者特別賞(兵庫)
- 2016LUMINE meets ART AWARD 2015 グランプリ(東京)
学歴
- 1998玉川大学 芸術学部 卒業
- 2001愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 修了
- 2004エコール・レジョナル・デ・ボザール・ド・ナント(フランス)にて研鑽
メディア掲載・寄稿
- 2016 木からファッショナブルな「美女」生む彫刻家 — 日本経済新聞
- 2018 個展「東京楽園」紹介記事 — 美術手帖
- 2021 アーティスト×アートディレクター対談会「女神の魅力 −ファッションと木彫」松本市美術館 小川稔館長との対談 — 松本市公式サイト
- 2021 六甲ミーツ・アート 芸術散歩 出品作家紹介 — 六甲ミーツ・アート 芸術散歩
- – [聞く/entre+voir #006]飯沼英樹さん(彫刻家)インタビュー — NaganoArt+
- 2024 出展アーティスト紹介 — START Box
- 2024 個展「Recto Verso」開催情報 — Otherwise Gallery
- 2024 ラジオ番組ゲスト出演 — MUSIC BIRD
- 2025 「PERVERSE」 紹介記事 — qui
