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近代絵画史を完全に塗り替えた伝説の画家。フランシスベーコン展 予習 神奈川県立近代美術館、葉山 Francis Bacon 松濤美術館 渋谷

投稿日:2020-05-26 更新日:

フランシスベーコン展 予習 

2021年1月9日から2021年4月11日まで神奈川県立近代美術館、葉山にてフランシスベーコン展が開かれます。

僕はフランシスベーコンが大好きだ。大好きすぎて彼の自伝映画まで見た。

そのオリジナルあふれる絵画は彼にしかできないものつまり「ART」が溢れ出ている。

source https://en.wikipedia.org/wiki/File:Three_Studies_for_Figures_at_the_Base_of_a_Crucifixion.jpg

フランシスベーコンはイラストとは全く違う、絵画にしかできない試みを実践したアーティストです。

このアート大学では例えば白髪一雄、アンゼルムキーファーなど表現主義的な絵画表現を主に紹介しています。

その中でも燦然と輝いているアーティストがフランシスベーコンです。

そのアーティストの展覧会が2021年1月神奈川県立近代美術館の葉山館に登場します。

日本でめったに見ることができない彼のオリジナルの作品をその目で確かめてください。

このブログで、展覧会に行く前に十分な知識を持つことで、より一層「フランシスコベーコン展@神奈川県立近代美術館葉山」を10倍楽しむことができるでしょう!

それでは早速紹介していきます

価格

2020 2月の高額落札アート作品トップ 10に入ってます。

Francis Bacon の『 TURNING FIGURE 』が 910万ドル 9億8000万円で落札されています。

出典 http://www.artnet.com/top10auctions/results.aspx

言葉

「あなたは口の形がどのように変化するか知っています。私はいつも口の動きや口と歯の形にとても感動してきました。これらはあらゆる性的に導かれた意味を持っていると人々は言っており、私はいつも実際の口と歯の外観に非常に夢中になっており、おそらく今ではその執着を失っていますが、それはかつて非常に強いことでした。口から出てくるキラキラと色が好きなのかもしれませんが、ある意味で、モネが夕日を描いたように口を描くことができることを常に望んでいました。」— フランシス・ベーコン

原文

“You know how the mouth changes shape. I’ve always been very moved by the movements of the mouth and the shape of the mouth and the teeth. People say that these have all sorts of sexual implications, and I was always very obsessed by the actual appearance of the mouth and teeth, and perhaps I have lost that obsession now, but it was a very strong thing at one time. I like, you may say, the glitter and colour that comes from the mouth, and I’ve always hoped in a sense to be able to paint the mouth like Monet painted a sunset.” — Francis Bacon

出典 https://www.artsy.net/article/editorial-francis-bacon-and-the-mouth

source https://en.wikipedia.org/wiki/File:Three_Studies_for_the_Portrait_of_Henrietta_Moraes.jpg

フランシスベーコン  生涯

フランシスベーコンは1909年10月28日アイルランドのダブリンに生まれます。

両親はイギリス人で5人兄弟の2番目。父は競走馬の種付と調教をしていました。家系は哲学者フランシスベーコンの傍系。

1914年第一次世界大戦とともに一家でロンドンに移ります。

1925年16歳で家を離れロンドンで弁護士の下上下働きをしています。

1927年から28年ベルリンに旅行し2ヶ月滞在続いてパリで室内装飾のアルバイトをします。

ポールノーザン画廊(1927年)のピカソの個展に触発されデッサンと水彩画を始めます。

1929年ロンドンに戻る。独学で油絵を始める。

1931年ロンドンのフラム地区に住む。

1933年「磔刑図1933」を描く。そのうちの1点がハーバートリードの「今日の美術」に掲載される

source https://en.wikipedia.org/wiki/Francis_Bacon_(artist)

1941年から42年はハンプシャー州ピータースフィールドの田舎で過ごします。

ロンドンに帰ってきてケンジントンにあるジョン・エヴァレット・ミレー、(19世紀のイギリスの画家。ラファエル前派の一員)が使った古いアトリエを借ります。

日本では山梨県立美術館が集めている落穂拾いのジャンフランソワミレーが有名ですが、イギリスのミレーは川に浮かぶ女性を表現したオフィーリアがとても有名です。

喘息のため兵役不適格を受け民間防空隊に配属される

1944年トリプティック(三連画)「ある磔刑の下の人物のための3習作」を制作。

1946年から1950年モンテカルロに住む

1948年「絵画1946」がニューヨーク近代美術館に購入される

1949年「頭部Ⅳ(人と猿)」法王シリーズの第一作とされる「頭部Ⅵ」など1連の作品を制作。モチーフにエドワードマイブリッジの写真集「動物の運動」や「運動する人体」を参考にする。

1950年母を訪ねて南アフリカへ旅行数日間エジプトカイロにも滞在

1951年ロシアンフロイトの肖像を描く

1952年アフリカ旅行や南フランス旅行の風景を発表

1953年「2人の人物(レストラン)」を描くニューヨークでラッシャー姉妹の画廊で個展

1954年青い男シリーズを描く。27回ヴェニスビエンナーレのイギリス代表

1956年モロッコのタンジール旅行後に住まいを借り3年間たびたび行き来する。

1957年パリで最初の個展。ヴァンゴッホシリーズを発表

1958年イタリアで最初の個展。ロンドンのマールボロ画廊と契約を結ぶ

1959年第5回サンパウロビエンナーレ。イギリス最北端の町セント・アイヴス(イギリス・コーンウォール州)にある海辺に滞在して制作。

1962年トリプティック「磔刑図のための3習作」を制作。グッケンハイム美術館が購入

デートギャラリーで大回顧展が開かれる

source https://www.leninimports.com/francis_bacon_gallery_56.html

1963年グッゲンハイム美術館で回顧展

1964年トリプティックをパリ国立近代美術館、二重像をストックホルムの近代美術館が購入

1965年ミュンヘンのバイエルン州立絵画コレクションが購入

1967年パリグラン・パレで大規模な回顧展。デュセルドルフに巡回

1975年メトロポリタン美術館で展覧会ニューヨークに滞在。

僕の手元に一札の写真集作品集があるこれは1983年に東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、愛知県立美術館で行われたフランシスベーコン展のカタログです。神田の古本屋街でその本を見つけました。

それでは

1992年にマドリードでなくなるまでの歩みをさらに続けようと思います。

恋人のジョージダイア

ベーコンを語る上で忘れてはならない人物がいます。それは恋人のジョージダイアです

彼らは1963年パブで出会います。彼はベーコンと出会う前窃盗を繰り返し刑務所で生活していました。フランシスベーコンはこの若者の恋人と父親の役割を果たしたのです。

2人ともアルコール依存症でした1960年代半ばから描き始められた友人たちの肖像画には肉体が強調されてきます。

1971年パリのグラン・パレでの大規模な展覧会のとき、恋人のダイヤはベーコンの注意を引くためにホテルに大麻を植え、警察に電話をかけます。ベーコンがホテルに来た時ダイアは娼男を雇っていたため、憤慨したベーコンはギャラリースタッフの部屋に移ります。

翌日ダイアが薬を飲んでなくなっていることを知ります。

それ以後、彼の人生を作品の制作を悩ませるのでした。

皮肉にも彼の友人であり恋人のダイヤを描いた「ブラックトリプティック」は高い評価を得ています。

アトリエ

source https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dublin_Francis_Bacon_Gallery_The_Hugh_Lane756.jpg
source https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dublin_Francis_Bacon_Gallery_The_Hugh_Lane754.jpg

恋人のダイヤが忍び込んだとされるフランシスベーコンのアトリエはモノや画材が散乱し荒れ果てていることで有名です。

1992年に亡くなったベーコンのスタジオを保存することに決定しました。ドア床壁天井など全てが再建されるのです。

2001年には移転したスタジオが一般公開されました。データベースには570冊の本とカタログ1500枚の写真100枚の切り取ったキャパス資料等が、亡くなったその日のままの状態で、生まれ故郷であるアイルランドのダブリンに保存されています。

カタログ作品集

作品

動画

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執筆者:hideki

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