
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」Olafur Eliasson
東京都現代美術館
2020年6月9日(火)- 9月27日(日)
こんにちは、
ようやく美術館に行くことができた 美術ブログArt x together の執筆屋です。
話題の現代美術の展覧会『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』観に行って来ました!
エリアソンは瀬戸内国際芸術祭、原美術館(2005年)、金沢21世紀美術館(2009-10年)で個展を開催し、10年ぶりとなる日本での大規模個展です。
リニューアルされてきれいになった東京都現代美術館の再開も重なり注目度がとっても高い展覧会です。
展覧会の見どころを解説します♪
オラファー・エリアソンってどんな現代美術家?

オラファー・エリアソン氏は、光や水を使ったインスタレーションで、私たちに驚きと、自然の魅力をさまざまな角度から教えてくれる現代美術家です。
『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』では代表作から新作まで、エリアソンの全てを知ることが出来ます。
自然のありのままが作品に

《クリティカルゾーンの記憶(ドイツ-ポーランド-ロシア-中国-日本)no. 1-12》
彼は地球温暖化などの環境問題に対して、美術ができることを形にした作品で、今回の全ての作品はベルリンから日本まで二酸化炭素を大量に排出する飛行機ではなく、鉄道と船で運ばれました。
これらは、輸送中の動きや揺れを記録する装置によって描かれたものです。

《太陽の中心への探査》ソーラーエネルギーによって生み出された電力で透明な多面体がゆっくり回転します。

《おそれてる?》静寂の中、赤青黄色の三原色の透明なカラーパネルが重なり合い、様々な色を生み出し、円形の色とりどりの影が展示室の壁面をゆっくりと移動します。色の重なりで様々な音楽が聞こえてくるようです。
人類と地球の課題に向けて

《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》アイスランドの風景を、長年にわたって観測、撮影してきた作品です。1999年と2019年において同じ場所を写した写真を比較することができます。20年間でどれだけ氷河が溶けたのかが分かり、地球温暖化の影響を目の当たりにする作品です。

《ビューティー》は、初期の代表作で暗い展示室内に人工的に作られた霧に幽霊のように虹が浮かび上がる作品です。
会場入って正面の壁の裏側にあるので見逃さないようにね。
まとめ

現代美術が好きな人も、初めて現代美術館を訪れる方も楽しさと感動、そしてスタイリッシュな現代美術の鑑賞体験で超ポジティブになることを、ぼくが保証します。
子どもから大人まで直感で楽しめる展覧会です。
展覧会情報
『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』
会期:2020年 6月9日(火)~9月27日(日)
休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
公式サイト
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/
スナップショット







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