笠原出 Izuru Kasahara
90年代初頭日本のアートが現代美術を理解しようと必死になっているときに、活動を始めたのがスタジオ食堂です。メディア広告デザインを駆使してアーティスト中心に大きなメッセージを社会に投げかける存在として時代の注目を浴びます。その後に国際的な展覧会、コマーシャルギャラリーでの発表を経て現在もなお絵画とユーモアをテーマに作品を制作します。彼の作品は絵画の中に2つのもの閉じ込めています。現実世界・実生活と美術史の絵画と言う理想化された世界という2つを1つの画面の中に置いて成立させているのです。

