
【JR】アーティスト。ジャパンレイルウェイズじゃないよ。
JRは1983年生まれ
ストリート出身のアーティスト
屋外の建物や通りに巨大な写真を貼るというグラフティで注目を集め、貧困や弾圧、差別のもとで暮らすひとを撮影し、それを現地のひとたちと一緒に壁に貼る活動でとっても有名です

日本での彼の展覧会は
2013年2−6月の外苑前のワタリウム美術館
2015年11月8日(日)~29日(日)同じくワタリウム
『24fps – JRの映像』展
があります
過去20年にわたりJRは世界の幅広い人々に野心的なプロジェクトでパブリックアートの意味を拡大してるんです
ストリートアート・写真・ソーシャルエンゲージメントの分野をまたぐように活動しているのですね

JRは個人個人のポートレートの写真を撮影して
それをモニュメントのような大きな規模で複製し、公共スペースに(ときには違法に)取り付けることでコミュニティと協力して作品を制作しているんですね

JRはテッドTEDの舞台その映像の中でこう言います
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アートは世界を変えます。
直接的に物事を変えるわけではありませんが、物の見方を変えます。
世界の見方です。
また物事を変えられないからこそ、意見を交換して中立の立場を提供してくれるのです。
その結果として世界を変えることができます。
作品を作っているとイラクやアフガニスタンに行ったらとても役立つよと言う人と、
何か手伝えると言う人がいます。
皆さんはきっと後者でしょう。
そのほうがいい。
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パリの匿名写真家JR
JRはただのイニシャルだそうです。
すべての情報を自分のウェブサイトで管理し、
友人のアーティストでJRのアシスタントをしたことがある人から、自分のパソコンの中では全てのコレクターのリスト、どの作品はどこにあるというリストを管理されていると言う聞きました。
すごい!!
前回のブログでも紹介したBanksyバンクシー以来最も有名なアーティストとして宣伝されている人です。
彼の仕事はサザビーズで販売されて、テートモダンの壁にはられることもありました。

彼のパリスタジオは、テレビゲームとデザイナー椅子によって満たされ、明るく、風通しがよいそうです。
10代の頃、彼はグラフィティアーティストとしてスタートしたんだけど、パリの地下鉄メトロでカメラを見つけたときに写真を撮り始めたんそうです
2020年現在33歳の彼は、どんどん公共の場所に特大の白黒写真キャンバスを貼り付けています。
警察に許可を決して求めないことは彼にとって名誉なことなんだって。
動画でも説明していますわかりやすい方でアーティストを理解してくださいhttps://youtu.be/-kYeQf2YHf0
JRの匿名性は彼の作品の完全性にとって非常に重要なんですね
「匿名でいるという事実は、私が望むところならどこにでも展示できることを意味します」
「誰も私の名前を知らないので、旅行するのは簡単です。」
彼の個性とビジョンの力によって予想外の場所で見事なインスタレーションを作成しているんだね。

ケニアのスラムからパリ周辺まで、ゲリラ・カメラマンJRは、世界で最も貧困地域に人間に顔を向けようとします
パリの郊外での2004年の暴動の時は
暴動を起こした若い居住者のクローズアップの写真を撮り、パリの富裕層の住む地域に貼りました。
彼の28ミリメートルのカメラレンズを使っていて、それは怖いモデルに25センチまで近づかなければいけないレンズですよね。
次に、イスラエルとパレスチナの間で係争地域の長さにわたっている境界壁を流用して、JRは、故意に滑稽な表情を帯びているタクシードライバーなどの写真を貼ります。
ここはバンクシーも絵を書いとところですよね。彼はユーモアで、生命の力でバリアを壊すことができると信じています
それから2008年にはリオデジャネイロで最も危険なスラム街。

生活の中心にある女性に対して男性たちが写真を通して感謝の気持ちを送ります。世界のメディアが伝える悲しみと絶望の普通のイメージと対照的に、女性がプライドを持ち生活している様子を伝えます。麻薬に支配されたスラム街の中心にJRの写真を貼るのです。
実際に、スラム街はジャーナリストが締め出されるほど不法地帯で、NGOもそこでは活動できないそうです。
JRはメディアで報道された麻薬密売人と腐敗した警察の間で残忍な縄張り争いに巻き込まれる3人の罪のない青年の殺人事件にショックを受け、このプロジェクト(作品)を制作しようと決めたそうです。
彼が仕事の販売から儲けるお金をプロジェクトに協力してくれた家庭の雨漏りを治すための波板を配ったそうです。

2009年に、JRの最も有名な写真(「Ladj Ly」)の1つのプリントは350万円でオークションで売れました
JRが彼の継続的な独立を確実にすることができるように、彼のプロジェクトに再投資されるそうで、かれは「お金は、重要な部分です」といいます。
大部分の落書きアーティストは、空の壁と地下鉄車両で彼らの名前にタグを付けることから始めます。
JRは最初のころ友人のグラフィティーアーティストの写真を撮ってそれを街の壁に貼り、枠をスプレーで囲って街の至る所で展示することをやっていました。
けれども今、JRは、根底に流れるものは変えずに、彼らとは違う何かをしているのです
本当に驚異的な芸術ですよね。
彼はTEDの動画で最後にこう言います
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何か思うことがあるなら立ち上がってください_ーーー
それではまた。
画像映像出典
- JR et le secret de la grande pyramide – Making of – Le Louvre – Paris – 2019
- https://www.jr-art.net/projects/jr-au-louvre–le-secret-de-la-grande-pyramide
- https://www.ted.com/talks/jr_my_wish_use_art_to_turn_the_world_inside_out?language=ja
- https://openers.jp/lounge/lounge_art/1424212
- https://number333.org/2013/04/11/jr-watarium/
- https://www.youtube.com/watch?v=j6rXfdlte3I
- https://www.youtube.com/watch?v=CNzXKEC333c
- https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://www.brooklynmuseum.org/exhibitions/jr_chronicles&prev=search
- https://www.theguardian.com/artanddesign/2010/mar/07/street-art-jr-photography