
こんにちは アートプレゼンターです。
先日Twitterでこのようなツイートをしました。
【日本の美術館】が購入するならこの【アーティスト】 これから評価の高まる近現代の【画家】 ベスト 3人
デイヴィッド・ホックニー
アレックス・カッツ
ネオ・ラオホ
早速 ブログでその芸術の魅力を解説していきます。
1・デイヴィッド・ホックニー

Beverly Hills Housewife 1966-1967 引用元:https://blog.singulart.com
約12,5億円で落札。
作品は、アメリカ西海岸の明るい陽光を感じさせる華やかな色調で、室内風景、プールのある邸宅、人物などを描いたものが多いです。
人気の理由の一つとして、米国へのあこがれが作品に反映されているからと言われています。
彼は1963年にニューヨークを訪れ、アンディ・ウォーホールと出会います。
その後1964年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスを訪れ、その後そのまま長期間住むこととなります。
当時まだ比較的新しい画材であったアクリル素材で写実的な明るい色彩のプールの一連の作品を創っていきます。
デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)は 1937年7月9日生まれ 2020年現在82歳です 出身はイギリス ブラッドフォードです

ポップアート運動の重要な貢献者であり、プールの絵でよく知られています
2020年1月10日
プールと2人の人物

芸術家の肖像画―プールと2人の人物 1972:https://en.wikipedia.org/wiki/
2018年クリスティーズ・102億円
彼は1972年に、この絵を約2千万円で売りました。

A Bigger Splash 1967 引用元:https://www.telegraph.co.uk
3.5億円で落札

A Bigger Grand Canyon 1988 引用元:https://thedavidhockneyfoundation.org/
60枚のキャンバスで構成。オーストラリア国立博物館が約6.1億円で購入。

彼は近年iPhoneやiPadで絵を描いたことで世界中を驚かせました。

ドイツの出版社 TASCHENから新刊書「David Hockney: My Window」が2020年1月に発売されました。248ページ、通常版の価格は2000ドル(約218,000円)。

軽やかな色彩とはなやかな構図一貫した絵画表現。カッコ良良すぎです。今度またYouTube動画をませながら一人だけで解説したいです。
2・ネオ・ラオホ(ラオフ、ラオハ)

ネオ・ラオホ Neo Rauch (ネオ・ラウハ)は1960年生まれ、新ライプツィヒ派を率いる現代のドイツの画家です。2020年現在60歳
悲劇的な風景や兵士・労働者

その心象風景は彼の芸術作品のいたるところに反映され、悲観的な風景や兵士、労働者、神秘的な要素が混ざり合っています。ひと目でラオホの作品だとわかります。
旧東ドイツのライプツィヒの絵画の影響があるので、社会主義っぽく見えるのかもしれません。

(Schopfer 創造者)2006年 国立国際美術館での「エッセンシャル・ペインティング」展で展示されました。

実物を目にするチャンスがありませんが、日本の美術館は絶対展覧会をやるべきです。

ラオホ自身がカッコ良すぎます。ブルーのポルシェ 911 を愛していて、降り立つ姿からは、YouTube動画でも伝わってきますが、エレガントなオーラが放たれてます。
「美は私たちを立ち止まらせ、言葉では表せない感動を与えてくれます。風景や人間は無論のこと、日常品にも美はひそんでいます」
「説明は必要ありません。作者による解説は作品を理想化してしまう恐れがありますからね」
2012 年にネオ・ラオホはアッシャースレーベンに基金を設立。ここにはラオホの作品が収められ、年間を通じて展示が行われています。60 歳の誕生日を迎えた妻ローザ・ロイへのプレゼントで展覧会をプレゼントしたそうです。洒落ていますよね。

黒いポロシャツにジーンズ、ラオホは笑みを浮かべながら言う。「もちろん私は自惚れ屋ですが、人間は皆そうであると願っています。そうでなければおかしいですから」
3・アレックス・カッツ

アレックス・カッツ ALEX KATZ 出身アメリカ合衆国 ニューヨーク 1927年生まれ 2020年現在 92歳

はみ出したような構図、透き通るような色
画面からはみ出したような構図、透き通るような色使いが魅力となっています。ポップアートと抽象主義が台頭している中、リアリスティックでフィギュラティフな表現を試みる数少ない作家です

1960年代初頭、映画やテレビ、看板広告などにインスピレーションを受けたカッツは、大きな絵を描き始めるようになります。以来、家族やアーティスト、作家たちを描き続け、そのシンプルで大胆な構図から「ポップアートの先駆者」と評されています

1980年代にはファッション界に目を向け、ファッションモデルのケイト・モスなどスーパーモデルを描きました

2019年 上海クリスティーズで≪ジェニファーとマシュー≫が約7600万円で落札されました。アート市場での評価は70歳を超えてからです。落札された作品も1986年、69歳のときの作品でした。

ウォーホルがポップアート運動をしていた頃、アレックス・カッツの名声はなかなか上がらず、カッツはそのころ絵を描いては捨て、描いては破って、自身の技量を高めることに費やしたそうです。

画像出典 https://www.widewalls.ch/alex-katz-paintings-auction/
最後まで読んでいただき ありがとうございました。あなたはとっても優しいですね。
このブログではアーティストとして好きなことをして生きていく方法、そのノウハウをお伝えできればと考えています。
絵が大好きな子供、美大へ進学してアートを学びたいと思っている学生、そして美術大学を卒業した後どのようにしてアーティストとして生きていくのか
その方法をお伝えできればと思います