
この記事ではラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の魅力を紹介させていただいております。
ラジオドラマ。テレビがない時代に多くのラジオドラマが生み出されたが、1939年にテレビ放送が始まり、視覚でも楽しまれるテレビが一気に家庭に普及。ラジオドラマの数は減っていった。2020年もテレビ、YouTube動画に押し切られていた。しかし、コロナウィルスの自宅待機によって新しい時間の過ごし方が求められる今。ラジオドラマが見直されている。
筆者の考えるナンバー1 ラジオドラマ。NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE
2021年から15年近くも放送し続けている人気コンテンツが『NISSAN あ、安部礼司 ~BEYOND THE AVERAGE ~』だ。
ラジオドラマのなかでもオリジナルストーリーにこだわり、従来のラジオドラマと一線を画したつくりが多くのファンの心を掴んでいる。
TOKYO FM 編成制作局 制作部 プロデューサー 高橋智彦氏が仕掛け、脚本家はラジオドラマのヒットメーカー北阪昌人氏や、村上大樹氏
ラジオドラマとは、文字通りラジオで放送される声のみのドラマだ。
『NISSAN あ、安部礼司 ~BEYOND THE AVERAGE~』聞いたことがないという人はぜひ聞いてみて欲しい。どっぷり沼にハマること間違いなしだ。
概要
『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』(にっさん あ、あべれいじ ビヨンド・ザ・アベレージ)は、TOKYO FMで毎週日曜 17:00 – 17:55(55分)に放送されているラジオドラマ番組です。2006年4月2日から始まる人気番組。
番組の舞台は、東京・神田神保町にある中堅企業「大日本ジェネラル」で、ここに勤務する平均的男性社員・安部礼司の会社内外でのストーリーを中心に展開される。2020年4月からは1話完結のエピソード。
『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の魅力 その1 キャラクター 人物描写
基本的に7人のメインのキャスト プラス+アルファで展開します。
主人公の阿部礼司(あべ れいじ)と女子社員の姫川 皐月(ひめかわ さつき)鞠谷 アンジュ(まりや アンジュ)重山 つら美(おもやま つらみ)の3人の女子が時代を象徴する流行りの話題を演劇、ショートコント風にアレンジしてます。安倍礼司と同期で部署の異なる部長。大場 嘉門(おおば かもん)と安倍礼司の部下、飯野 平太(いいの へいた)の合計7人を中心に話が進みます。
登場人物
安部 礼司(あべ れいじ):小林タカ鹿
主人公。1971年10月10日生まれ、血液型:A型、静岡県静岡市駿河区用宗出身
名前の由来は平均・普通を意味する「アベレージ(average)」
お調子者。優柔不断でお人好し。周囲の人々から慕われている。信念が強い。好きな女性を追って、その女性が住む街へ行くという、時として驚くような行動力を見せる。失敗した時などに「あたっ」と言うのが口癖。人の話をよく聞かない母親と、無口で影が薄い父親が健在。
愛車遍歴
以前は車に乗せてもらっていたり、レンタカー(マーチの場合が多い)を使っていた。2015年2月に今までの愛車キューブから、セレナに乗り換え、2018年に再び新型セレナ(e-POWER)に乗り換えた。
姫川 皐月(ひめかわ さつき):平田裕香
シーズン4から登場。北海道夕張市出身。1986年9月15日生まれ。愛称は「姫」または「姫ちゃん」。開発本部第2グループ所属で逸田の部下だが、性格や仕事の仕方は逸田と正反対。美少女な容姿と、押しの弱い性格。逸田と共通の趣味(歴女)を持つが(石田三成のファン)
鞠谷 アンジュ(まりや アンジュ):稲村梓
1990年12月1日生まれ。高尾在住。愛称「アンジュっち」。シーズン8から登場。2013年度入社。「なにか持っているアンジュ」と評される事もある。口癖は「栄えるのじゃ」で、「える」にアクセントを置く。勉強が出来てスポーツ万能らしい。
愛車はラシーン。
大場 嘉門(おおば かもん):増田晋
安部の上司で開発本部部長(2009年3月まではコンテンツビジネス部部長)。長野県出身。血液型はB型。1959年7月7日生まれ。自称「神保町の種馬」、「アザラシ部長」。名前の由来は「大バカモン」で、彼の口癖でもある。バブル世代なだけあって、周囲には美食家として知られており、愛読書は『東京カレンダー』と『大人の隠れ家』。また『LEON』も愛読していることから、いわゆるちょい不良オヤジだが、反面、熟年離婚の危機も感じている。家族は妻・カヨ(声:野沢雅子)と息子・まなぶ、娘・ケイコ(声:伊藤修子)の4人家族。他に、タクシー運転手の弟がいる。趣味は自分の経験を元にした官能小説の執筆。
愛車はエルグランド。
飯野 平太(いいの へいた):市川訓睦
1980年2月14日生まれのサラリーマン。血液型O型。愛知県豊橋市出身。名前の由来は革新者を意味する「イノベータ(innovater)」。「…っす!」という、体育会系を連想させる雑な敬語を話す。優しく非常に人懐っこい性格で、実母からホモ疑惑をかけられる程安部を慕っている。安部以上に物知らずだが、ゲームやパソコン、アニメなど、アキバ系の情報には非常に詳しい。
愛車はウイングロードであったが、南総サトミとの結婚を機にたまたま見かけた日産ショールームに展示してあったノート e-POWERを気に入り、購入する。
2013年12月23日以降、南総サトミと遠距離恋愛をしていたが、2015年10月2日のABE-GIGでプロポーズし無事受け入れられた。同年7月にはサトミとの間に第一子、半平太(はんぺいた)が誕生した。長年後輩キャラだったが、後輩の出向旺次郎の登場により、先輩としての立ち振舞いが増えている。
安部 優(あべ ゆう)(旧姓:倉橋):もたい陽子
1981年8月31日生まれ。血液型B型。美人でグラマーなスタイルのキラキラ系OL。自称「神保町のエビちゃん」。信条は「自分磨き&自分癒し」ハキハキとした物の言い方の姉御肌で、余り弱音や弱い部分を見せない。結婚・出産を経て妻になり母になってからは、以前と比べて幾分落ち着いた雰囲気になり、周りの人への口調も優しい語り口へと変化している。実家は目白の資産家であり、祖父は経済界と繋がりのある大物らしいが、詳細は不明。刈谷の勤めるIT会社の社長である赤井彗星(声:池田秀一)という名の兄がいる。
愛車はオッティだったが、引越を機に父親に譲った。愛読雑誌は『CanCam』『AneCan』『からだにいいこと』。
重山 つら美(おもやま つらみ):渡辺弥咲
シーズン12から登場。開発本部のメンバーで、安部の後輩。名前の通り、周囲を気にするあまり重く考えてしまうところがある。出向のことが頼もしい感じがして好き。半面、フランクな溜口に対しては唖然としている。なんだかんだ言って、飯野とは気が合う。
『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の魅力 その2 ストーリー

番組開始は2006年4月。ラジオ全体で絶滅寸前だったラジオドラマを復活させ、平均的(アベレージ)なサラリーマン「安部礼司」を主役に据えたラジオ番組。
内容も軽いタッチのコメディスタイル。
安部礼司がトレンドの荒波に揉まれる姿と、それでも前向きに生きる姿が描かれる話だ。月曜日から始まる会社。憂鬱になりがちな日曜夕方5時に聴きたくなる番組を想定して作られた。NHKの大河ドラマが戦国物で人気があるのは、月曜日から始まる1週間に、戦国武将のように頑張るぞ! と思えるサラリーマンやOLが多いと聞く。
番組開始1年未満でブログへのコメントが3ケタを超えた。SNSのない時代。ブログが主要な発信メディアだった。コメント欄に『安部さん、放送聴きました。今日は会社で大変でしたね』といった投稿が増えていったという。
キャストの姿を覆いながら試みた東京・渋谷のスペイン坂スタジオで行われた公開録音イベントには多くのリスナーが集まり、会場周辺が一時パニック状態に。
日産自動車のグローバル本社ギャラリー「あべ博」「あべフェス」「あべEXPO」には2~3万人のリスナーが来場した。今年、コロナウィルスが蔓延する中でもYouTubeによって行われたオンラインのイベントも開催された。
企画段階で作られたコンセプトは、自動車の購買意欲を掻き立てること。30代中盤のサラリーマンをターゲットに。ターゲットと同年代にあたる架空の人物を主役に据えた番組をゼロから作り上げた。
35歳の男性サラリーマン。その世代の属性を徹底的にリサーチし、プロファイリングを詰めた。35歳の人が青春時代に聴いていて、いま懐かしく感じる“今ツボ”な音楽。80年代、90年代の歌謡曲をラジオドラマの中で積極的に流した。
昔ながらのステレオタイプなラジオドラマではなく、ビジネスのヒントになるような会社ネタ。知っておくとちょっと得する有益な時事ネタやトレンドもまぶし学ぶこともできる。
この番組を聴けば、明日から始まる1週間を頑張る勇気がもらえる。そんなコンセプトだ。
キャスト陣の起用にも、声優ではなく、舞台を中心に活躍する俳優を集めた。
音だけでドラマの世界を想像させることはラジオが得意とするところ。ラジオは音だけで映像空間を作り出すことができるメディアだ。舞台俳優の方たちは、まるで職場の隣から聞こえてきそうな自然な声を提供してくれたという。
脚本は、説明的になりすぎずに情景を描き、さらにその先の物語をリスナーに想像させる”余白“をもたらす。
「ラジオドラマ」と相性がいいといわれいるポッドキャストで、スピンオフ版もスタートした。
これだけメディアが発達し、さまざまなコンテンツを自分の好みで選ぶことができる現代。最後に、あえて聴覚的にのみ聴かせ、リスナーの想像力に委ねる“ラジオドラマ”
視覚からの情報は飽和状態。AIスピーカーや自動運転の車などの“ 音声”は次の時代のインターフェースの要になる。スマホの画面にはサイズの制限があり人間のイマジネーションに対して小さ過ぎる。視覚を奪われるメディアはもはや不便で使いにくいという声もある。
そんななかで、音声だけで世界を表現するラジオは、急成長するサブスクリプションでの配信にも適応できるし、“ラジオドラマ”にはまだまだ大きな可能性がある。
『NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~』
TOKYO FM/JFN38局
毎週日曜17:00~17:55 プロデューサー:高橋智彦
『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の魅力 その3

ラジオドラマの脚本を学びたい方のために。脚本集
豪華化粧箱入りの『あ、安部礼司 脚本集 SEASON1』がインターネット(Amazon限定。一般書店での購入不可)で2007年10月10日発売。
約1000ページに及ぶ厚さのボリュームの本になっている。
当初2000部限定発売の予定だったが急遽8000部まで引き上げることが決定。
あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE〜 脚本集 SEASON1 (TOKYO FM出版)
ドラマの中の会社について
大日本ジェネラル
ストーリーの中心になる「大日本ジェネラル」は、某電器メーカー傘下の中堅企業で、社員は約80名在籍。2018年で創業60周年を迎えるという設定。大阪、札幌、松江、高崎、沖縄、ニューヨーク、アラスカ、インド、北京、香港にも支社があるらしい。
あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE の 略年表
2006年
新たなる部署として「コンテンツ・ビジネス部」を設立。安部のアイデアで各地域の観光スポットなどを収めたカーナビソフト「ご当地NAVI」を開発し、納品作業完了。
2007年
部長以下、密かに「ご当地ナビ」復活に動いていたが9月にN社(日産)への売込みが成功し、10月からコンテンツ・ビジネス部も復活している。
2008年
日産のサイト“N-Link”でご当地ドライブナビを毎月23日(日産の日)に更新していた。
安部家の車を決めてもらう企画が行なわれ、投票の結果、日産・キューブに決定した。
2009年
新しく逸田祥子、矢田三郎、姫川皐月がレギュラーキャラクターとして登場。
2010年度
従来の開発本部内に「なにやる課」(課長は主人公の安部礼司)が新設される。30代男性用下着の開発に取り組み、「アベパン」を商品化
2012年2月5日(日)に放送300回を記念して「あべ博」(あべはく)を日産グローバル本社ギャラリーにて開催
鞠谷アンジュがレギュラーキャラクターとして登場。
2015年11月8日、放送500回
2020年
アベレージ オンラインフェスティバル ABETUBE アベチューブ 開催
まとめ

以上。この記事ではラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』の魅力を紹介させていただ来ました。ぜひ聞いてみてください。
もっと深掘りしたい人たちのために。
「あ、安部礼司」のなくてはならないプラスアルファな登場人物
出向 旺次郎(でむかい おうじろう):大高雄一郎
シーズン12から登場。大日本ジェネラルの関連会社「大日本イーグルス」から出向してきたため「出向王子」とはじめは呼ばれていた。超がつくほどの楽天家であり、座右の銘は「死ぬこと以外はかすり傷」。だが、まっすぐな性格の故他人との衝突を起こしトラブルになることもしばしばある。なお、座右の銘はコレサワの楽曲「死ぬこと以外かすり傷」が元。つら美が彼を慕っていることに最初は気づかなかったが、池杉により判明してつら美と(安部家で)クリスマスデートをすることにした。
安部 永太(あべ えいた):沢口千恵(乳児期) 榎本泰貴(幼少期) 宮本奈津美(シーズン13~)
2008年10月10日生まれ。
名前の由来は飛行操縦士を意味する「アビエイター」。安部礼司・優夫妻の長男。
安部 蘭(あべ らん):冨岡美沙子(乳児期※心の声) 渡辺弥咲(シーズン13~)
2014年12月1日生まれ。
安部礼司・優夫妻の長女。
御手洗到来(みたらい とうらい):小手伸也
2019年4月から登場。役者を目指して会社を辞めてキッチンカーによるカレー店「トライ」を開業した、夢追い人。サラリーマン時代はやりての営業マンだったこともあり、安部の悩み相談を真摯に乗る。2019年6月下旬からタピオカにはまり、キッチンカーの店を7月からカレー店から「タピオカ店」に転業。
水倉 沙良(みずくら さら):山田茉亜紗
シーズン12から登場。東京神田神保町の裏路地で兄と一緒に『Curry Do Kari』を経営している。安部礼司も表立って言うくらい”味が安定しないカレー屋さん”。飼っていたセキセイインコがクリスマスイブに死んだのが忘れられなく、その時期を嫌っていたが2018年末”神保チョウ”こと青い鳥とのやり取りがある。
ひたち野 夏都(ひたちの なつと):加藤里保菜
シーズン12から登場。夏の時期に初登場した大日本ジェネラルの新入社員。茨城県出身であり、毎日2時間以上かけて実家から電車で出勤している。
石波 進(いしなみ すすむ):金成公信
アンジュのことが好きな本屋の店員。
西園寺 玲子(さいおんじ れいこ):那須佐代子
鹿児島県枕崎市出身。大日本ジェネラル コンテンツ開発部課長。飯野曰く「叱られたい」と思うファンが多いらしく、飯野もその一人である。ニューヨークへの赴任が決まり、安部の前を去って行った。頑張りすぎる性格で、その辺を安部と大場は心配している。大場部長と一緒に沼津へ行った浮気相手が彼女だと思われる。
岩月 加奈(いわつき かな):小関里恵
宮城県石巻市出身。出演当時26歳。名前の由来は「曰く付きかな」。初登場時は安部のオフィスの近くにある衣料品店の店長だった。畳屋の軒先で夕立ちの雨宿りをしていた時に、安部と運命的な出会いを果たす。落ち着いた雰囲気と癒しの声から“ミラクルボイス”と称えられ、レギュラー陣と比べても非常にファンが多い。
柿村 カテリーナ 和子(かきむら カテリーナ かずこ):古海裕子
安部と同期入社。安部曰く「アフリカのコンゴ川流域近くの小さな国出身」。好きな言葉は「やる時はやる」。嫌いな言葉は「やれるのにやらない」。名前の由来はハリケーンの「カトリーナ」。気が強く、新人研修時代から皆に嫌われていたらしいが、安部だけには何やら違ったらしく、ツンデレの傾向がみられる。
飯野 カナ(いいの カナ):池谷のぶえ
2006年現在で53歳。飯野平太の母。名前の由来は「いいのかな?」。
夫との熟年離婚を考えていたが、2008年元日、ついに離婚した。従って既に姓は「飯野」ではない可能性があるが、旧姓等は明らかにされていない。
南野 凪子(みなみの なぎこ):富坂晶
沖縄県出身のためか泡盛が好き。フライトアテンダントで、安部とは合同コンパで出会う。
仕事上の行き詰まりがありフライト・アテンダントを辞めて沖縄に戻ることを安部に伝えた。本当は気になる存在だったが、倉橋優の存在を知り最後まで安部に対する気持ちを告白できなかった。
神尾 結衣子(かみお ゆいこ):宮内知美
神保町にある美容室「サロン・ド・ロン」の新人美容師。27歳。岩手県宮古市出身。実家はスーパーを経営。名前の由来は、美容師の職業をそのまま表した「髪を結う」から。すぐ泣いてしまうが「全てのことに意味はある」と考える、非常に前向きな性格
満里奈(まりな):飯塚雅弓
安部と飯野と大場が通っていた定食屋でアルバイトをしていた女性。2007年前のバレンタインに、常連客の安部と飯野と大場に義理チョコを贈る。安部にアプローチする。バレンタインデー当日に安部と神保町の女坂に行き、本命チョコを渡し告白するが、優と鉢合わせしてしまう
刈谷 勇(かりや いさむ):杉崎真宏
安部の元同級生。1972年4月1日のエイプリルフール生まれ、AB型Rh-という珍しい血液型。名前の由来は出世第一主義を意味する「キャリヤイズム(careerism)」。東京大学を卒業後、ハーバード大学ビジネススクールに進み、MBAを取得。現在は六本木ヒルズにあるIT系の会社に勤めるサラリーマン(本人曰く「勝ち組ITイケリーマン」)。
愛車はラフェスタであったが、2015年6月ごろの番組中のCMを聞く限りエクストレイルへ乗り換えた模様。
安部礼司本編が放送後ニコニコ動画に無断アップロードされている事や、それを見ているニコニコ動画のユーザーをネタにしている。第629回(2018年4月29日)をもって会社を辞め、渡米という形で降板した。リニューアル後は彼の存在について番組内で語られていないが、現在も一部のリスナーからは復帰を待ち望む声が上がっている。
久留間 翼(くるま つばさ):桐本琢也
1971年生まれ。悪酔いすると変な関西弁やラムちゃん言葉でしゃべる癖がある。
登場当初は開発事業本部本部長としてN社カーナビ担当であったが、現在は熱血営業マンとして全国を駆け回っているようだ。
山本 スーザンヌ 文子(やまもと スーザンヌ ふみこ):水野小論(旧・水野顕子)
神保町のスターバックスでアルバイトをしていて、飯野と知り合う。バイト中とそれ以外でキャラが異なる。
矢田 三郎(やだ さぶろう):志賀廣太郎
シーズン4から登場。開発本部マネージメントグループのリーダー 兼 開発本部経理担当。窓際族で、必ず五時半にドロンする(=帰る)。
飯野 サトミ(いいの サトミ)(旧姓南総):寺崎裕香
名前の由来は『南総里見八犬伝』(⇒南総サトミ派遣伝)から。実家は温泉旅館。気が緩むと熊本弁が出る。2013年12月24日以降、飯野平太と遠距離恋愛をしていたが、2015年10月2日のABE-GIGでプロポーズされ、受け入れた。飯野のガンプラ愛は理解出来ないが、新しいガンダムの事に関してはやたら詳しいらしい。
あきる野 純直(あきるの すみただ):東野純直
シーズン6から登場。大日本ジェネラルあきる野科学技術開発センター 第1研究室室長。通称「開かずの間の純直」。安部とって社内に数少ない「ついにできた『タメ歳』」の同僚」で、ガンダムのようなロボットの開発が夢。
勅使河原 千恵(てしがわら ちえ):石川ユリコ
シーズン2から登場。営業推進部営業特別推進課のある雑居ビルの1階にある古書店「勅使河原書店」の店員。おかっぱ頭で、度の強い丸眼鏡をかけている。読書家であり、格言に詳しいなど様々な知識が深い。
尾藤 怜(びとう れい):山賀教弘
シーズン2から登場。オールバックで険しい顔つきであり、安部曰く「楽しいことが無いのかなぁ」。体格はなかなかのもので、ビリーズブートキャンプで鍛えたという。
遠藤 仁(えんどう じん):安田昌平
シーズン2から登場。新しく立ち上げたソフトウェア開発部のグループリーダーとして大日本ジェネラルに中途入社。小栗旬似で社内の多くの女性から「イケメン」と呼ばれ注目される存在となっている。愛称は「エンディ」。優の元カレ(大学の2年後輩)で、優との復縁を狙っていたが、優の気持ちを知り、彼女の幸せを願い、自ら身を引いた。名前の由来は英語読みでThe ENDから。
西 久美子(にし くみこ):仲村萌実
シーズン3から登場。研修に来た新入社員。1985年6月29日生まれ。愛称は「ニシクミ」。素直で真っ直ぐな性格だが、それが仕事上で災いする事もしばしば。枯れ専(50代以上の男性を好む)の傾向がある。
逸田 祥子(いった しょうこ):斉藤貴美子
シーズン4から登場。開発本部第2グループ(旧コミュニケーションビジネス部)のリーダー。勝気な性格。また、細かすぎる性格のため、得意先から面倒くさがられることがある。口癖は「私言ったよね? 言ったっしょ?」。自称「歴女」で、真田幸村のファン。バブルを引きずっていると評される。
愛車はフェアレディZ。
刈谷 いずみ(かりや いずみ):(旧姓:森野)小林さやか
刈谷勇の妻。安部や永太と同じ10月10日生まれ。岩手県出身で、盛岡市の福田パンが好物。
刈谷 のん(かりや のん):中野咲希
刈谷勇・いずみ夫婦の娘。名前の由来は「ノン・キャリア」。「のん」という名前はいずみが好きだった児童文学『ノンちゃん雲に乗る』から名付けられた。母・いずみ同様に父・刈谷を煙たがっており、時々彼に対する呼称が「パパ」から「刈谷」になる。家にいる時の大人しい刈谷をつまらない父と思っていたが、外での本来の姿を見た時は考えを改めていた。
田貫野 分福(たぬきの ぶんぶく)
大日本ジェネラル取締役兼本部長。かつての安部の直属の上司であり、第5シーズンで安部に「なにやる課」課長就任を命じた。シーズン5をもって沖縄支社へ異動した。
安室礼司(あむろ れいじ):古谷徹
大日本ジェネラルの新人社員(安部の後輩)。名前の由来は『機動戦士ガンダム』の主人公・アムロ・レイ(演じる古谷はアムロ役の声優である)。
溜口 雄太(ためぐち ゆうた):宮本奈津美
開発本部所属の新人だが、名前の通り上司・先輩構わずフランクな会話をする。
夏都のことが好きで、デートに誘う。その際も優が彼のためにバックアップしている。
池杉 輝義
2019年11月ごろから登場。安部たちとは別の部署にいるが、噂されているイケメン営業マンで通称「イケテル」。彼は横浜中華街の占い師・アレーナに惚れているがデートに誘おうとする勇気が無い。
皆野 コナツ(みなの こなつ):飯田里穂
番組公式ツイッター「#つぶやきで新キャラつくってみた」プロジェクトで誕生したキャラクター。17歳の高校生インターン。青森県弘前市出身。
権藤 進(ごんどう すすむ):?
安部の同期にしてライバル。出世頭であることをいいことに、緩い安部のことをマウンティングし、全く認めようしない。安部を 失脚させようと取引先の社長に別の得意先を紹介するなどの裏工作、安部の部下を丸め込もうとしたりして安部を追い込み大日本ジェネラルから追い出そうとする。安部は歯ぎしりするが、思わぬところから彼の悪事が露呈して大場の雷が落ちて、逃げるように去る。
御洒田 レイナ(おしゃだ れいな):?
2020年10月、開発本部に配属された新人社員。先輩のつら美、同期のマーケティング部・三為賀ワカとともに虹色プロジェクトに興味があり、三人で「虹プロ友の会」を結成する。
記事参照
https://www.oricon.co.jp/confidence/special/54257/
https://www.wikiwand.com/ja/NISSAN_あ、安部礼司〜BEYOND_THE_AVERAGE
NISSAN あ、安部礼司 ~BEYOND THE AVERAGE~
放送局:TOKYO FM
放送日時:毎週日曜 17時00分~17時55分
出演者:安部礼司
TOKYO FM『NISSAN あ、安部礼司 -BEYOND THE AVERAGE-』は38局で聞けます。
昭和生まれのサラリーマン・安部礼司を中心にしたストーリー。女子社員の可愛い声が元気にさせてくれます。
「ラジオドラマ脚本入門」の北阪昌人さんが脚本を書いています。
関連記事
(ちなみ筆者の考えるラジオドラマのナンバー2は埼玉のNACK5。ファンフラの隔週ラブタイムthe love time story)
記事内画像 アンスプラッシュhttps://unsplash.com/s/photos/red
追記
脚本家の村上大樹氏とは?
むらかみ ひろき、1973年7月17日 –
主なラジオ番組
- ・TOKYOFM NISSAN「あ、安部礼司」(脚本)
- ・TOKYO FM「よんぱち~WEEKEND MEISTER~」(出演)
- ・J-WAVE NISSAN「メトロポリス・アカデミー」(構成・演出・出演)
- ・文化放送 特別番組『~ラジオは落語を超えられるか第2弾?!~生ラジオドラマ「火焔太鼓」』(脚本)
- TOKYOFM「柳家喬太郎のピロウトーク」(構成) など